年上の彼氏


「はい・・・ついた」

「あ、ありがと」

「いいじゃん。似合ってる」

私を見つめて、微笑んだ。

カーッと顔が熱くなる。

矢崎さんは私の頭の後ろに手を回すと・・・・・唇を重ねた。

初めは優しく。

少し角度を変えて。

私は目を閉じて、矢崎さんの動きに合わせるしか出来なくて。

キ、キスが・・・長いよ・・・。

「・・・・ふっ・・・」

唇を離したと同時にでる吐息。

矢崎さんはめちゃくちゃ色っぽい顔してるし・・・。

ドキドキがバクバクになる。


恥ずかしくて下を向く私の顎を持ち上げると、もう一度唇を重ねた。

「・・ん・・・」

なんかさっきより、ちょっと強引にするキス。

い、息のしかたがわからない。

少し口を開けると・・・。

え・・・・や、ちょ・・・これってぇ・・・。

初めての感覚に驚いて、矢崎さんの腕を掴む。

ど、どうしたらいいの?

「んん〜・・・」

振り払おうとしても動かなくて。


あっ・・・。

キスに気をとられてたら・・・シートが少しだけ倒された。

え?

え?









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