年上の彼氏


初めは優しいキス。

でも徐々に深くなっていく・・・。

「んんっ」

い、息が・・・息が出来ない・・・よ・・。

私の息がギリギリのところで矢崎さんは唇を離すと、私の手をとってベッドへ座らせた。

「柊子」

名前を呼ばれて、

「ん?」

矢崎さんを見上げるとまた唇をふさがれて・・・。

何度も角度を変えながら、優しいキスをして、そして深いキスに変わる。

・・・なんか・・・長い・・よ・・・。

ふわふわした気持ちになって・・・・・あ?・・・。

ゆっくりと倒されて・・・る・・・?

「や、矢崎さ・・・」

驚いて矢崎さんを見るけど・・・

「あ、あの・・・・」

ちょ・・・何その顔〜・・・やだやだ〜・・・かっこよすぎだよ〜。

思わず視線を逸らす。

見つめられると・・・緊張しすぎちゃう・・・。

「柊子」

そっと矢崎さんの手が私の頬に触れる。

そして私の顔を矢崎さんに向けさせる。

「・・・柊子が・・・欲しい・・・」

「・・・っ・・・」

頭は真っ白。

だけど嬉しくて、怖いけど嬉しくて矢崎さんの首に手を回してた。

頭を優しく撫でてくれて、オデコに瞼に頬にキスを落とす。

そして唇にちゅっと軽くしてくれる。

「柊子・・・怖い?」

「す、少し・・」

だって、こんなにドキドキしてる。

「俺は・・・すげぇ怖い」

「・・・え?」

「俺のものにしたら・・・もう手放せなくなる」

・・・はなさないでよ。

「柊子は俺でいいのか?」

「矢崎さんじゃなきゃ・・・やだよ」

私の言葉に安心したように微笑んで、またキスをした。
















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