年上の彼氏
に、妊娠!?
「ほ〜・・・で?」
で?って・・・。
新学期が始まり、遥に色々聞かれてるところ。
「それからどうしたのよ?」
「どうって・・・」
あれから毎日のように会っては・・・・その・・・
「いや、あの・・・毎日・・・」
「毎日!?」
ものすっごい、恥ずかしいんですけど・・・。
「ま、そりゃ1年も我慢してたら、そうなる・・・かな?」
かな?
「そうなの?」
「・・・さぁ?」
さぁ?
「遥って、いろんな事聞きたがる割には返事適当だよね・・・」
「そう?・・ま、うまくいってるんだったらいいじゃん?」
「う、うん。遥は?」
「私?うまくいってるよ」
自分のことになるとちょっと恥ずかしそうに話すんだよね。
そんなところは可愛いと思う。
何もかもが順調で、本当に何事もなく日々は過ぎ去り。
気がつけば2度目のクリスマスを迎えていた。
今年はライ君はいなくて、2人だけでクリスマスを過ごした。
私が受験生ということもあって、夏休みが終わってからはあまり会ってくれなかった。
私の受験が落ち着くまではダメって。
本当に固いんだよなぁ。
受験は私の家から通えるところにある調理師専門学校に決めていた。
先生に相談すると推薦で入れることになって、11月半ばには私の進路は決まってしまっていた。
でも、秋仁さんの仕事は秋は忙しいから平日はもちろんのこと、日曜日もなかなか会えなかった。
メールや電話は頻繁にしたし。
前より不安もなくて。
だから久しぶりに過ごすクリスマスは本当に嬉しくて。
合格祝いもかねて、クリスマスを過ごした。
相変わらす甘い秋仁さんにメロメロにされながら、そしてからかわれながら、素敵なクリスマスを過ごすことが出来た。