☆彡Night and day『廼斗』☆彡〜悩んでナイト〜
「謙譲高校の彼。夢の中の廼斗に協力なんかしてくれないでしょうしね」
「ああ。それでそのことを伝えに光の夢に入ろうとしたんだけど」
「また扉が閉ざされてしまったのね」
廼斗は力無く何度も小さく頷いて光に背を向けると、小さな声でこう漏らした。
「だから暫くは何も出来ない」
「なんだ。やる気は有ったのね」
「ああ。でも失せた」
廼斗は振り返らずにそう言った。
「でもね。どうやらゆっくりはして居られないみたい。今度野球部が予選で当たる相手、謙譲高校なのよ」
廼斗はガタンと椅子を蹴飛ばして立ち上がり、光の顔を見る。彼女は廼斗の机に顎を乗せたまま、満面の笑みを返していた。
「ああ。それでそのことを伝えに光の夢に入ろうとしたんだけど」
「また扉が閉ざされてしまったのね」
廼斗は力無く何度も小さく頷いて光に背を向けると、小さな声でこう漏らした。
「だから暫くは何も出来ない」
「なんだ。やる気は有ったのね」
「ああ。でも失せた」
廼斗は振り返らずにそう言った。
「でもね。どうやらゆっくりはして居られないみたい。今度野球部が予選で当たる相手、謙譲高校なのよ」
廼斗はガタンと椅子を蹴飛ばして立ち上がり、光の顔を見る。彼女は廼斗の机に顎を乗せたまま、満面の笑みを返していた。