☆彡Night and day『廼斗』☆彡〜悩んでナイト〜
「おい牛! 本当にお前は遅いな。やることは変わらないんだからこう段取り良く出来ないかな!」


「そういう疾風(ハヤテ)だってさあ、少し仕事が雑なんじゃあないのお? 文化祭実行委員にケチつけられるよお?」


 ここはまた別の男子校。


彼らは美術部の2年生。受験年である3年生は文化祭に積極参加をしないので、実質最高学年として展示の準備に追われている所だった。


「いやいや考えてもみろ。大体ティッシュで花を作るなんて飾り付けは今時古過ぎやしないか? そう思うだろう牛!」


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