☆彡Night and day『廼斗』☆彡〜悩んでナイト〜
「お、お嬢様。お洋服が……汚れてしまいま……す」
全身埃まみれになり、身体のあちこちから出血している厳が、自力で砂利の中から這い出した。
「毒島っ! あなた大丈夫なのっ?」
「お嬢様こそ……お怪我は?」
厳はやっとのことで立ち上がり、美麗に問い掛けた。
「私は平気です。毒島から出た光の帯が守ってくれたの。まるでバリアーみたいに!」
「そ……れは良かっ……た」
厳はそれだけ言うとグラリと身体を揺らし、砂利の山へ倒れ込む。
「毒島っ! 嫌っ! 死なないで」
美麗が駆け寄って厳に縋り付くが、ピクリとも動かない。彼女は泣きじゃくって尚も厳に抱き付いた。
「毒島! あなたが居なくなったら誰に守って貰えばいいの? 死なないで! 元通りになって!」
全身埃まみれになり、身体のあちこちから出血している厳が、自力で砂利の中から這い出した。
「毒島っ! あなた大丈夫なのっ?」
「お嬢様こそ……お怪我は?」
厳はやっとのことで立ち上がり、美麗に問い掛けた。
「私は平気です。毒島から出た光の帯が守ってくれたの。まるでバリアーみたいに!」
「そ……れは良かっ……た」
厳はそれだけ言うとグラリと身体を揺らし、砂利の山へ倒れ込む。
「毒島っ! 嫌っ! 死なないで」
美麗が駆け寄って厳に縋り付くが、ピクリとも動かない。彼女は泣きじゃくって尚も厳に抱き付いた。
「毒島! あなたが居なくなったら誰に守って貰えばいいの? 死なないで! 元通りになって!」