☆彡Night and day『廼斗』☆彡〜悩んでナイト〜
「一体これは……!」


 井手は目を見開いたまま後退りした。目の前に居た筈の小粒が、丸々と太ったポッチャリ女子に変わっていたからだ。


「き、き、貴様は誰だ。いつの間に入れ替わったっ?」


「フフフ。俺のことよりい、自分の心配をををしたらあどうだあ?」


 のんびりと返すポッチャリ女子。勿論脂肪遊戯で太った小粒である。


見ると小粒を吊るしていたロープは切れている。太さを増した腕とその重みに、引き千切れてしまったのだ。


「二起脚!」


 小粒が放った二段蹴りは、井手の金的とみぞおちを貫いた。


「ウグッ、うげえええ」


 腹と股間を押さえて悶絶する井手をヒラリと飛び越え、太がバスタオルを持ってやって来る。


「お嬢さん。風邪を引きますよ?」


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