☆彡Night and day『廼斗』☆彡〜悩んでナイト〜
「それは駄目よ」
美麗はこともなげに続けた。
「私は今まで、わがまま放題をさせて貰ったわ。もう一生分の無理を通してしまった。
だからこれからは耐える番なの」
「そ、そんなぁ……」
小粒は「それが小さい頃から決められていた、私の運命だから」と言ってまた溜め息を吐く美麗を横目に考えを巡らせている。
「そうだ!」
小粒はその小さい手をポンと打って頷いた。
「その分人助けをすればいいんじゃない?
そうすれば今までのわがままを帳消しに出来るじゃない!」
「そんなの……園咲の家系には通用しな……」
「自己満足でもいいのよ。決められた未来なんてつまらないじゃない。何かを始めるのが先ず肝心でしょ」
小粒はすっかり女口調に戻り、興奮気味に畳み掛けた。
美麗はこともなげに続けた。
「私は今まで、わがまま放題をさせて貰ったわ。もう一生分の無理を通してしまった。
だからこれからは耐える番なの」
「そ、そんなぁ……」
小粒は「それが小さい頃から決められていた、私の運命だから」と言ってまた溜め息を吐く美麗を横目に考えを巡らせている。
「そうだ!」
小粒はその小さい手をポンと打って頷いた。
「その分人助けをすればいいんじゃない?
そうすれば今までのわがままを帳消しに出来るじゃない!」
「そんなの……園咲の家系には通用しな……」
「自己満足でもいいのよ。決められた未来なんてつまらないじゃない。何かを始めるのが先ず肝心でしょ」
小粒はすっかり女口調に戻り、興奮気味に畳み掛けた。