☆彡Night and day『廼斗』☆彡〜悩んでナイト〜
 そこに加え、チアリーディングで鍛えらた鉄壁の笑顔が輝いているのだから、振り返らない男は居なかった。


「それにもう来ちゃったものは仕方無いじゃない。もうすぐお昼よ? 何か食べてから行こうよう、廼斗お」


 光が腕を引っ張って、博物館とは違う方向に連れていこうとする。廼斗はその手を振り払うでもなく、諦め顔でダラダラ歩き出した。


「これだから1人でゆっくり来たかったんだよ、まったく」


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