三階小児病棟
手術
手術の為の検査が始まった。
既に覚悟は着いてた“ツモリ”だが、いざ、検査が始まると、恐怖心が一気に溢れだした。
考えまいとしても、どうしても最悪の事態を考えてしまう。
夜、一人になると、恐さの余り、いい年をして泣いている始末だ!
今まで生きて来て、これ程“生きて居たい”と思った事は無い。
お見舞いに来てくれた友人にも、やっとの思いで笑顔を見せられてる。
明日は、きっと無理だな!
また、夜が来た。暗黒の闇に包まれ、このまま、奈落の底に引き込まれてしまいそうになる。
明日、午後1時より手術だ…