Get Lort


「お待たせ♪」


「遅い!!遅刻!!

寒かったんだよ〜??υ」


また私はこうして翔と会っている。

ずるいなー…

寂しさを翔で紛らわせてる…


「ごめん;;

ちょっと兄貴と話してた。」


翼君??


「まあさ??」


「ん??ぅうん、行こっか。」


「どこ行くー??」


いいのかなぁこれで…


普通に当たり前のように繋がれた手を見る。


暖かくて、ホッとする…

でも翼君の手じゃない…



なんかやっぱり物足りない感じが私を襲った。


「ごめん…」

私はパッと翔の手を離した。


やっぱりこんなのだめだ。




私は翼君のこと…




でも今更…


「いや…なんでもない。

行こう。」


私は再び翔に差し出された手を繋いで歩き出した。


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