愛ガ降る



校門にいたタケルくんにも、ユウちゃんのその声が届き、すぐに駆けつけた。



ユウ!どうしたっ!?」



ユウちゃんの慌てた様子に、タケルくんは冷静に対応した。



「すぐに救急車呼ぼうっ!!」



タケルくんのその言葉を聞いた所で意識が薄れていき、あたしは気を失ってしまった。



目をさました所は、病院のベッドの上だった。



……あたし、どうしたんだろう…。



ふと周りを見渡すと、ベッドの横にはユニフォーム姿のままの大概くんが、あたしの手を握り締めていた。



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