愛ガ降る



だけど…。



胸は高鳴る一方で、心拍数は全身で感じるほど強くなっていた。



いくら目を反らそうとしても、離せない。



きらきらと光る黒髪に、スラッとした手足、友達の声にニコリと笑いかける優しい眼差し。



“大概 陸”



あのとき…。



私があなたに恋した瞬間だった…。



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