純愛
りなのおかげで
あの、なんともいえない
気まずい空気から脱出できた・・・
と思ったけど??・・・・。
「あの子、あの子だよ
追川の元カノ」
何人かの女の子の集団が
あたしを指しながら
ヒソヒソ話している。
「りーな!気にせずいこ?^□^」
「うぅん」
女の子達はうちが通ると同時に
「可愛いけど性格ブスだったりして~」笑
「てか追川も見る目なくね?」
「大丈夫!杏奈のほうが断然かわいいしw」
耳をふさぎたくなるよーな
女の子たちの声。
「りな!気にしたもん負けだよ♪」
「・・・愛ちんありがとっ・・・。」
真ん中にいた
茶色くてキレイな髪の毛が
丁寧に巻いていた子が
杏奈って子で多分達也の事が
好きなんだろうな・・・
「ってか杏奈とは関わんないほうがいいよ」
「え?なんで?」
「あいつチョー性格悪いよ。
りなも追川君のことで何されるか
わかんないし・・・関わんない事が1番だよ」
「そっか・・・そんな子なんだ