(未設定)
第1章

(未設定)


――キュン。



真っ直ぐな毛並み、くるんとしたシッポ、うるると光る瞳。



「かわいすぎ!お母さん、私この子がいい!」



ペットショップを回っていた(未設定)は、その犬を見るなり目を輝かせた。



「何??柴犬?超普通じゃん」



つまらなさそうな表情でそう言ったのは、(未設定)の弟(未設定)。
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