男子校ファイター
調子に乗ってあたしの隣に来てベラベラ話し出す黒崎に得意の蹴りを…。
「お嬢様。」
「・・・。」
避けた。
「駄目ですよ。お嬢様の蹴りは協力なんですから。骨が折れてしまいます。」
「・・・。」
嘘…。
…パチパチパチパチ
え?
「スゲー。両方共。」
「さすが黒崎さんっ。」
クラスの中心っぽい茶金の髪をした男子生徒が1人立ち上がり拍手をしている。
他の男子は座ったまま口を出しているが…
「何で名前知ってるんですか!?」
「…何でって…輝ちゃんしらないの?」
「何を…。」
「黒崎さんはうちの学校でも一番優秀な執事さん。」
「え…。」
「料理最強。運動最強。勉強最強。何でも出来る執事さんなの…だっ♪」
…衝撃的真事実。