春夏秋冬、君を包む風が吹く。
大好きだから。
僕の気持ちは、言わないでいようと思う。
あふれそうな想い。
黙ってるのは苦しいし、辛い。
君の姿を見るだけで、切なくて。
まぶたの奥がじんと熱くなる。
同じ空間にいられる。
それだけで、たぶん、幸せでいられる。
これ以上望んだら、きっと怒られる。
これ以上。
君を抱きしめることなど、望んだら罰が当たる。
だから。
この気持ちは、ずっと閉じ込めておこうと思う。
苦しいけど、それでも。
それがいつかは、君にとっても、多分僕にとっても、よかったと思える時が、きっと来る。
今を壊すのが怖いだけ?
単なる臆病者の言い訳?
そう言われても仕方ない。
僕に、君を困らせてまでも想いを打ち明けてしまえる根性があったら、今が変わったかもしれない。
だけど僕には、選べない選択肢。
困った顔より、君の笑顔が見たいから。
君のことが、本当に、大好きだから。