春夏秋冬、君を包む風が吹く。
最高の、片想い。
木々が緑に染まる中、ようやく馴染んできた、新しい環境。
いつもの場所に行くと、いつものように君がいて。
小さなペットボトルを、当たり前のように手渡されて、私は恐縮半分、嬉しさ半分で受け取る。
休憩時間。
こんなふうに過ごすのが、いつしか当たり前になっていて。
楽しみな時間になっていた。
人見知りの私が、珍しく、心を開けた人。
君の存在が、私の中で大きくなっていくのに気づくのに、時間はかからなかった。
左手には、光る指輪。
はじめから、知っていた片想い。
だけど、それでも。
この時間は、私にとって大好きな時間で。
大切な、居場所。
どうせなら、最高に楽しい片想いにしたい。
そんなふうに前向きになれたのは、きっと。
突き抜けるような青空と。
「あの企画書、書いたんだろ?」
「は、はい…」
「……いいと思う」
そう言って笑う君が、5月の緑に眩しく映るから。
いつもの場所に行くと、いつものように君がいて。
小さなペットボトルを、当たり前のように手渡されて、私は恐縮半分、嬉しさ半分で受け取る。
休憩時間。
こんなふうに過ごすのが、いつしか当たり前になっていて。
楽しみな時間になっていた。
人見知りの私が、珍しく、心を開けた人。
君の存在が、私の中で大きくなっていくのに気づくのに、時間はかからなかった。
左手には、光る指輪。
はじめから、知っていた片想い。
だけど、それでも。
この時間は、私にとって大好きな時間で。
大切な、居場所。
どうせなら、最高に楽しい片想いにしたい。
そんなふうに前向きになれたのは、きっと。
突き抜けるような青空と。
「あの企画書、書いたんだろ?」
「は、はい…」
「……いいと思う」
そう言って笑う君が、5月の緑に眩しく映るから。