春夏秋冬、君を包む風が吹く。
オトナとコドモ。
「いいなあ、制服」
「懐かしいですか?」
「んー、どっちかっていうと」
好きかな?
そう言って、ふっと笑う。
瞬間、顔が火照る。
こんなにドキドキしてる事だって、君にはきっとお見通し。
ずるい。
オトナな余裕の君にいつも、コドモの私は振り回される。
「……ずるいなあ」
ため息混じりの君の言葉。
心の叫びを言葉にされて、心臓が跳ね上がる。
「……何が、ですか?」
それはこっちのセリフです。
そう、言おうとした私の耳元で。
「気づいてないの?」
「?」
「言ったじゃない、好きだって」
制服じゃなくて??
……私??
もうスルーしないでね、って抱きしめた君の腕は、少し震えてて。
余裕のないオトナの君に、ちょっと驚いて。
背中越しに感じる、君のドキドキを、心から愛しく思った。
「懐かしいですか?」
「んー、どっちかっていうと」
好きかな?
そう言って、ふっと笑う。
瞬間、顔が火照る。
こんなにドキドキしてる事だって、君にはきっとお見通し。
ずるい。
オトナな余裕の君にいつも、コドモの私は振り回される。
「……ずるいなあ」
ため息混じりの君の言葉。
心の叫びを言葉にされて、心臓が跳ね上がる。
「……何が、ですか?」
それはこっちのセリフです。
そう、言おうとした私の耳元で。
「気づいてないの?」
「?」
「言ったじゃない、好きだって」
制服じゃなくて??
……私??
もうスルーしないでね、って抱きしめた君の腕は、少し震えてて。
余裕のないオトナの君に、ちょっと驚いて。
背中越しに感じる、君のドキドキを、心から愛しく思った。