少し複雑な家庭環境で育ってきた十七歳の少年。
父親が女性を家に連れ込むことなど日常茶飯事。
だけど、その年は少しいつもと勝手が違った。
自分とほとんど年齢の違わない異国の美人姉妹と一緒に暮らすようになってしまった。
そして、少年の中で何かが変わり始めていく。
それが一つの青春物語。
小説家になることを夢見ている五十代の男性。
妻と娘と息子の四人暮らし。
数年前から始めたケータイ小説で、自分の過去を絡めた十七歳の少年を主人公にした青春小説を書き始める。
その小説を通して、家族との絆が深まり、そして過去に置き忘れていた思い出を手に入れることが出来た。
それが、もう一つの青春物語。
十代と五十代、二人の青春がどう繋がっているのかは、あなたが読んで確かめてみてください。