no drug no future
癒真「しかも!ツインDJでやらない!?男女のサイケのツインDJで若い奴っていないじゃん?絶対楽しいよ!!」

またまた興奮気味で話す癒真くん。

でも確かにカップルで同じ趣味を頑張れたら楽しいかもしれない・・・。

それに前から一緒にバンドやってみたいね〜、なんて話もしてた。

二人で音楽やれるのって素敵な事かもしれない。

私「でも、私は音楽に疎いし、癒真くんの足引っ張るかもだし。それとね・・・」


それから私は何故DJを始めることにしたのか、理由を正直に話した。

癒真「あはははっ(笑)そんなことが切っ掛けだったの?(笑)俺はね、麗華ちゃんに魅力がないなんて思ったことは一度もないよ?その感性とか、性格、今のままでも十分魅力的だよ?常に新しいことを教えてくれる刺激的な彼女だよ!」

私「えっ?そっかな・・・。でもありがとう。DJは本当にやりたいから一緒に頑張ってみよっか!でもバンドを優先してね!」

私は癒真くんの言葉を素直に信じ、嬉しいと思った。

癒真「勿論バンドは仕事でもあるから優先だよ!本来クラブ行って遊んでる時間をDJに回せばいいし、できると思うんだ!2人でゆっくりでもいいから頑張っていこう!ハマったら金貯めて器材も買おうよ。付き合ってる人と一緒に音楽できるなんて、なんか素敵だよね〜!」


私たちの話は盛り上がり、仕事疲れの体もそっちのけで、渋谷のサイケ専門のCD
ショップへ向かった。

そこのショップは全曲視聴できて、色々聴いて気に入ったCDをいっぱい買った。

さっそく次の出勤のとき音源を持参して教えてもらおう。

私の気分は素面でも高揚気味だった。
< 101 / 186 >

この作品をシェア

pagetop