no drug no future
私「そろそろ外出て踊り行かなぁ〜い?!」

全員「賛成〜!!!!」

翔くん「ちょっと待って!皆に、俺からのプレゼントがありまぁ〜す☆」

皆は何?何?みたいな感じで翔ちゃんに注目した。


翔ちゃんはイベントでたまたま仲良くなったDJだ。

サイケのDJ歴も4年と長く、私と同じ年だけど15歳からこの世界にたち触っているコアな人。

私と癒真くんがDJを始めたら、快く自宅に招待してくれ教えてくれた。

その後、イベントにも誘ってくれ、私達にDJ出演の場も設けてくれた。

そんな絡みで急激に仲良くなり、大事な友達の一人となった。

彼はサイケ友達には少ない唯一、落ち着きがあり、冷静な人だった。

だからとても信頼できた。

私達にとっては何でも知っている気が利くお兄さん的存在。


そんな翔くんが自分の鞄からピルケースの様なものを取出し小さな物を眉きりバサミで切り出した。

なにやってるのかな?

みんな無言で凝視していた。
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