no drug no future
いつものようにサクラの仕事を終え、PCの電源を落としていると癒真くんが来た。

癒真
「ねぇねぇ!これからメイくんと飲みに行くんだけど麗華ちゃんも一緒にきてよ!」

そして耳元でこっそり『メイくんのゴチだって!』と癒真くんは付け加えた。

”メイくん”とやらは職場で顔見知り程度だけど、ゴチだしいいかなぁ〜と思い軽い気持ちでOKした。

三人で職場を後ににして、少し薄暗いダイニングに入った。

メイ
「んぢゃ、今日は俺のおごりだしジャンジャン飲んでね〜♪あっ!麗華ちゃんだっけ?癒真にはもったいないくらいかわい〜にゃん♪取って食わないから安心して〜wてか俺25歳だけどタメ口で〜☆ってかこの店よくない?俺の隠れ家〜♪」

やたらご機嫌だなこの人・・・

てかチャラくね?

ビールが3つ到着した。

メイ
「癒真のVidy加入に乾杯だぬぅ〜♪」

”Vidy”(ヴィディー)とはメイくんのバンドだ。


「はぁ〜?!なに?あんたもう加入したの?」

驚きのあまり言葉が悪くなる私。

癒真
「いっ、いや、それを今日決めようと思ってね!だよね、メイくん?(汗)」

メイ
「まぁ〜ねwでも俺は癒真にゃんを口説き落とすまで帰らないけどね!あひゃwだからこの乾杯は正しいのじゃ〜♪」

私はまんまとハメられたのだ。

< 171 / 186 >

この作品をシェア

pagetop