no drug no future
13章 魅了されていく
年が明け1月だった。
この頃、私達は完全にクラブが中心の生活をしていた。
夜ばかり起きていて昼間の色なんて忘れてしまった。
週2回の水商売の仕事以外には毎日クラブ。
だんだんとメンタルも低下し、体のダルさで仕事も休みがちになり、クビになった。
同じく癒真くんもサクラ(出会い系サイトのメールオペ)もクビになる。
これでは、生活費と遊ぶお金が底をつく。
クラブも薬もなしになる。
それだけは避けたくて私達は焦って一緒にバイトを探した。