=キング of ビースト=3



「あーもう大丈夫そうだな。」

と私の顔を見て言って来るので一瞬何が?と思ったが直ぐに目の事だと理解した。


昨日泣いてしまったから、目が腫れないようにずっと夜琉は起きて目を冷やしていてくれたのだろう。


本当に胸がいっぱいになるー…


「ありがとね、わざわざ…。」

「気にしなくていい。俺が勝手にやっただけだ。」


「うん。ありがとう。」


「…もう、起きるか。」


「寝なくて大丈夫?」


「ああ。」


「じゃあ準備終わったら、倉庫行くがね♪」


「分かってる。」



ソファーから立ち上がり、小さく

風呂入って来る。

と言った夜琉はそのままバスルームに行った。



< 135 / 331 >

この作品をシェア

pagetop