青春スパイ大作戦【短編集】
辿り付いたオレ達の肉体は、既にヘロヘロだったが、対照的に目はギンギン。
女子高の部室の中は一体どうなっているのだろうか?
きっと、良い匂いがするに違いない。
2階へと上がる螺旋階段を上ろうとするが、鉄格子の扉が閉まっており、階段を登ることは無理。
しかし、オレ達は諦めない。ここまで来て部室を見ないなんて、出来ないよ!
だって、美味しそうなイチゴのショートケーキを買って来たのに、イチゴを食べないなんて出来ないだろ!?
それと同じことさ。
と、いうわけで、オレとドSは、鉄格子の螺旋階段の外側を器用に上ることにする。
それを見て、もう一人の浪人生でビビリのトシ夫は、「やめときーやぁ。」と、オレ達を止める。K太は、「頑張れよー」とただ応援をする。
てんでバラバラの4人組だ。
オレ達は無事2階の高さまでは登ることに成功した。
しかし、そこまで来たところで、それより先の鉄格子の間隔がかなり細かくなっており、足を掛けることができない。腕力だけで進めるわけもなく、可能性としては、そこからジャンプして、3mほど先の2階の策に飛び移るしかない。
だが、格子に掴まった体制からそんなジャンプもできるわけがなく、泣く泣く諦めることに。
「しゃあないなー」
なんて、言いながら戻ろうとすると、俺の後ろから、
「あ」
という声と共にドスン。という音が。
ドSが下に落ちたようだ。
尻餅をついたらしく、尻を擦りながら呻き声を上げている。
それを見ながら、笑うオレ。爆笑するK太。心配するトシ夫。怒るドS。
どこまでもバラバラなオレ達。
女子高の部室の中は一体どうなっているのだろうか?
きっと、良い匂いがするに違いない。
2階へと上がる螺旋階段を上ろうとするが、鉄格子の扉が閉まっており、階段を登ることは無理。
しかし、オレ達は諦めない。ここまで来て部室を見ないなんて、出来ないよ!
だって、美味しそうなイチゴのショートケーキを買って来たのに、イチゴを食べないなんて出来ないだろ!?
それと同じことさ。
と、いうわけで、オレとドSは、鉄格子の螺旋階段の外側を器用に上ることにする。
それを見て、もう一人の浪人生でビビリのトシ夫は、「やめときーやぁ。」と、オレ達を止める。K太は、「頑張れよー」とただ応援をする。
てんでバラバラの4人組だ。
オレ達は無事2階の高さまでは登ることに成功した。
しかし、そこまで来たところで、それより先の鉄格子の間隔がかなり細かくなっており、足を掛けることができない。腕力だけで進めるわけもなく、可能性としては、そこからジャンプして、3mほど先の2階の策に飛び移るしかない。
だが、格子に掴まった体制からそんなジャンプもできるわけがなく、泣く泣く諦めることに。
「しゃあないなー」
なんて、言いながら戻ろうとすると、俺の後ろから、
「あ」
という声と共にドスン。という音が。
ドSが下に落ちたようだ。
尻餅をついたらしく、尻を擦りながら呻き声を上げている。
それを見ながら、笑うオレ。爆笑するK太。心配するトシ夫。怒るドS。
どこまでもバラバラなオレ達。