青春スパイ大作戦【短編集】
オレ達は、部室を後にし、次に校舎に向かう。
せっかく女子高に来たんだ、女子高生の柔らかいお尻を毎日支える椅子に頬擦りくらいしないと帰れないぜ。
しかし、そんなオレ達の前にまた難関が立ちはだかる。
校舎の一番手前の部屋に電気が付いているのだ。
その部屋の横を通らないと校舎の中には行けそうもない。
さすがに、お嬢様学校にもなると毎晩用務員が泊り込みでいるのかもしれん。
オレ達の、緊張感は俄然高まる。
「どうする?」「えぇ、帰ろうやぁ」「う~~~ん」「大丈夫やろ」
このままでは日が暮れるので、ジャンケンで決めることにする。
「最初は、グー!ジャイケン、ホイ!」
「マヂでーーー!!」
K太が負けた。