青春スパイ大作戦【短編集】
「じゃ、そこに寝っ転がって~」
下半身スッポンポンになったオレは、言われるがままベットに仰向けになる。
そして、両手に手袋をはめた医者がオレのアソコを掻き分ける。
なんなんだ、このシチュエーションは。
なんで、オレは、初老のオッサンにアソコの毛掻き分けられてるんだ。
激しく疑問に思うが、深く考えてたら最終的に憤死しそうな気がしたので、心を抜け殻にしてやり過ごすことにした。
その後、おっさんに、玉を持ち上げられ、玉の裏側まで覗かれる。父さんにも見られたこと無いのに!
「ん~。見当たらんね~」
5分くらい、オレのジャングルを探索した、医者はそう言うと、
「ただの湿疹だね。塗り薬出しとくからー」
そして、オレは開放された。