青春スパイ大作戦【短編集】
小学校からマセていたオレは、土曜深夜にエッチテレビ番組があるというのを知り、
毎週その時間はテレビの部屋に忍び込む隙を窺っていた。
当時は、ネットもなければ、自分の部屋もなく、そして、テレビは家に一台しかなかった。
そんな時代だった。そして、そんな時代が故にオレはスパイになったのだ。
しかし、土曜深夜と言えば『ねるとん』や『夢で逢えたら』などの伝説のバラエティー番組が放送。
オヤジやオカン、アニキ、下手すれば家族全員がその時間はテレビの部屋に集まっていた。
その頃から、
「いつか、堂々とエッチィ番組を見てみたい」
それが中学1年生のオレの夢だった。
そして、偶然にもテレビの部屋に誰もいない時を見つけては、物音一つ立てずに部屋に侵入し、青春を謳歌したものだった。
しかし、それも音量を4(通常は20前後)にし、電気を付ける事もできず、さらには、周りの異変に気を配りながらの行為は、オレの満足できるものではなかった。
しかし、そんなある日、オレは大変な発見をしてしまうことになる。
毎週その時間はテレビの部屋に忍び込む隙を窺っていた。
当時は、ネットもなければ、自分の部屋もなく、そして、テレビは家に一台しかなかった。
そんな時代だった。そして、そんな時代が故にオレはスパイになったのだ。
しかし、土曜深夜と言えば『ねるとん』や『夢で逢えたら』などの伝説のバラエティー番組が放送。
オヤジやオカン、アニキ、下手すれば家族全員がその時間はテレビの部屋に集まっていた。
その頃から、
「いつか、堂々とエッチィ番組を見てみたい」
それが中学1年生のオレの夢だった。
そして、偶然にもテレビの部屋に誰もいない時を見つけては、物音一つ立てずに部屋に侵入し、青春を謳歌したものだった。
しかし、それも音量を4(通常は20前後)にし、電気を付ける事もできず、さらには、周りの異変に気を配りながらの行為は、オレの満足できるものではなかった。
しかし、そんなある日、オレは大変な発見をしてしまうことになる。