好きと伝えたくて…

｢來華…｣

｢來華、どうして倉庫に｢龍騎が呼んでる。一緒に倉庫来てくれるよね？｣

『尚斗…』


…そのブラックオーラ冗談抜きで恐ろしいから辞めてほしい…です。


｢來華…俺からもお願いだよ｣

『ゴメン…』

｢え？どうして？｣

『どうして…って、行きたくないからに決まってるでしょ…っ』

｢ら、來華…｣

｢なら、來華ちゃん…。この交換条件はどうかな？｣

『交換条件…？』

｢そう。来たくないなら今日だけ…今日だけ、俺らと倉庫に来てくれないかな？｣


今日…だけ？
あたしが行って何になるの？

でも…これ以上、関わる訳には行かない。

今日だけ…なら。



『ゴメン樹菜、夕飯は日にち延ばしても良い？』

｢來華！…もちろんだよ！｣