好きと伝えたくて…


『ありがとう…』

「水臭い事言うなよな!」

「そうだぞ來華!コイツらには、とことん迷惑かけてやれ!」

「そうだ……え?!來斗さん、それはヒドいスっよ~」

『ふふっ…なんか蝶極って良いね…っ』

「当たりめぇだ」

「でも愁都が居た時はもっと楽しかったよな~!」



愁都…。
あたしが愁都を…殺したんだ。
みんなから愁都を取ったんだ。



『しゅ、愁都って…どんな人?』

「お、そうかあ~!そういえば來華は愁都の事、知らなかったよな!」

「愁都ってのはね、スゴく正義感溢れ出る奴だったよ。自分よりも俺らの事を優先させる奴で…」

『…へぇ』

「そんな奴、中々居ねぇよな。でも、愁都は…死んじまったんだ」


『そっ…そっか』




< 47 / 77 >

この作品をシェア

pagetop