好きと伝えたくて…


「…俺も一緒に行くから、愁都に会いに行こうな」

『…ん』

「良い子だな~!」

『…もー!髪、クシャクシャになるじゃん!!』

「良いじゃねぇかよ!もう風呂の時間だぞ?」


もう23時!?
…てか來斗は今日、どうするんだろ?



『ねぇ今日、どうすんの?』

「あ?泊まるに決まってんだろ」


…別に決まってないけど。



『…分かった』

「久々だもんな!今日は一緒に寝てやるからな!」

『寝なくて良いんだけど…』

「冷てぇじゃねぇか!兄ちゃん泣いちまうぞ?!」

『…ハァ、寝れば良いんでしょ?』

「さすが物分かりが良いな!」

『それほどでも』



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