好きと伝えたくて…
『ここ…?』
「おう」
愁都が眠っている"野薔薇霊園"。
『あたし、お水持って来るから場所教えてよ』
「俺が行くから先に会いに行けよ。真っ直ぐ行って3列目の右の5番目だから」
『分かった』
なんか…ドキドキしてきた。
えと…5番目だったよね?
『…愁都、来たよ』
ふぅぅー…
『一年…振りかな?えへへ、会いたかった…っ。しゅーとぉ……』
…グスっ、うっ…。
『あっ、あた…しのせいでぇ……しゅう、と……ゴメン、ね…っ、……あたしぃ、しゅ、…と居ないとダメ……だよっ』
はぁぁ…ダメだ、涙が止まらない。
涙腺、緩みすぎだよぉ……っ。