好きと伝えたくて…


「おばさん達、喜ぶぞ」

『え?』

「ずっと、お前連れてこい言われてたけど音信不通だしよ…。めっちゃ心配してた」

『…ぅ、……あたし、「それ以上、自分を責めるような事言うなよ…っ」

『……っ、だ…って……「おばさん達が待ってる。行くぞ」


今日、來斗が居てくれてなかったら…あたしはきっと、ここに来れなかったと思う。
こんなに愁都が好きなのに…会いたいのに……あたしは臆病者だから、ずっと……逃げたままだった。



今日は來斗のお陰で少しは…前に進めたのかな?



「…か?……來華?」

『へ?!』

「着いた…ぞ?」

『あっ…う、うん』


ピーンポーンー…




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