好きと伝えたくて…
『へへっ…』
あたしは愛されてた。
この部屋にはいっぱいの思い出がある。
でもね、愁都はもう居ないけど……この手紙で"愛されてた"っていう過去形なんかじゃないって思った。
あたしは今でも"愛されてる"んだ。
『あたしもだよっ…』
出来る訳ないじゃん…。
愁都以外に好きな人が出来る訳ないよ。
愁都…あたしね、最初は自殺する事も考えたの。
でもね勇気が無かった。
早く愁都に会いたいのに…さ。
けど、あたし……愁都の分まで生きるよ。
蝶極のみんなと上手くやって行けるかは分かんないけど…、あたし…頑張るからね。