好きと伝えたくて…
第2の家族
「…んと……ほんっとにアンタ來華!?」
『瑠璃さんっ…』
「…ったく!アンタほんと…っ相変わらず馬鹿よっ!!」
『…っ、る…りさん…ーっ』
「な、なによっ!?もー…ほんっとに…心配、したん…だからっ」
『ふぅぅ…っ』
瑠璃さん…。
あたしのために泣いてくれてるんだ。
愁都が死んだ日…、あたしは"もう泣かない"って決めたのに。
…ダメだな、あたし。
どうしても今日だけは涙腺が緩くなっちゃっうよ……。
愁都が心配するから泣いちゃイケないのね…。
強くなるって、決めたのにね。
ゴメンね…、愁都。
あたし明日から強くなるから…ね。
「あらあら…っ。2人揃って泣いちゃって。もうすぐ、お父さんも帰って来るんだから落ち着きなさい?」
『へへ…っ、そうだね!』