好きと伝えたくて…
愁都ママだって今も本当は泣きたいよね。
でも泣いてなんか居ない。
強くって、カッコいいー…あたしの憧れだ。
「ふぅ…っ。ママ、今日の夕飯は何?」
「今日はねぇ、オムライスよ」
『お、オムライスー!久々に愁都ママの食べたかったんだ』
「あらそう?丁度、良かったわ。あ、隣で來くん寝てるから瑠璃、呼んで来てくれる?」
「仕方ないなあ~。…らーいーとー!!!」
『瑠璃さん声デカい…』
「ふふっ、相変わらずでしょ?これで來くんも一発で目、覚めたわね」
『…だと思う』
「あー!瑠璃の奴、声デケぇんだよ!!!」