あたし、花火。[短編49P][企画]
いきなり先輩が、打ち上げ花火をサッとと足元にセットし、着火する。
「あぶなっ!!」
二人の足元に置くなんてどうかしてる!!
俺が慌てて百花先輩の手を引いて下がると、百花先輩は楽しそうに微笑んでいた。
笑い事じゃないって……。
ヒュッ。
少しして俺たちがさっきいた場所から音が上がる。
「――!?」
花火が上がる寸前で目を塞がれた。
「三個目は、見ないでいい」
百花先輩が目の前で言う。どうやら、花火に背を向けて、自分も見ていないらしい。
「あぶなっ!!」
二人の足元に置くなんてどうかしてる!!
俺が慌てて百花先輩の手を引いて下がると、百花先輩は楽しそうに微笑んでいた。
笑い事じゃないって……。
ヒュッ。
少しして俺たちがさっきいた場所から音が上がる。
「――!?」
花火が上がる寸前で目を塞がれた。
「三個目は、見ないでいい」
百花先輩が目の前で言う。どうやら、花火に背を向けて、自分も見ていないらしい。