好きとは言えなくて…
――中庭


さわさわと気持ちいい風が流れる。


それと同時にぽかぽかと暖かい日光が当たる。


このまま寝転べば寝れるんじゃないかって思うほど心地よい。



さすがに寝転ぶのはこの歳ではないので無難に近くにあったベンチへと座った。


そして太股に肘を置いて手の平の上に顎を乗せてぼーっとする。


風が気持ち。


呑気にそんなことを思っていると近くで声がした。





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