好きとは言えなくて…
彼氏彼女
私と佐倉君は夕暮れの中、二人で並ぶようにブランコに座っていた。
佐倉君から告白されたのはいいけど後から気付いた市川さんの存在。
まさか、二股とかじゃないよね?
そんなことを聞ける訳もなくて二人でブランコをゆらゆらと揺らす。
「そういえば一昨日、斉藤 洋介って名乗る人が俺を尋ねてきた」
「えっ?」
沈黙を破ったのは佐倉君で予想もしない一言だった為に聞き返してしまう。
斉藤君が佐倉君に会いに? なんで?
「なんか斉藤君に説教された。初めて会うっていうのに怒られてちょっとムッとしたけど図星だったかは何も言えなかった」
佐倉君は斉藤君に言われた事を思い出しながら静かに呟く。
「へぇ~。
そういえば私も斉藤君と別れる時に怒られた」
本当に斉藤君は色んな所を見ている。
でもまさか佐倉君に説教しちゃうなんてね。
もしかして斉藤君と別れたのは失敗だったかな?
佐倉君から告白されたのはいいけど後から気付いた市川さんの存在。
まさか、二股とかじゃないよね?
そんなことを聞ける訳もなくて二人でブランコをゆらゆらと揺らす。
「そういえば一昨日、斉藤 洋介って名乗る人が俺を尋ねてきた」
「えっ?」
沈黙を破ったのは佐倉君で予想もしない一言だった為に聞き返してしまう。
斉藤君が佐倉君に会いに? なんで?
「なんか斉藤君に説教された。初めて会うっていうのに怒られてちょっとムッとしたけど図星だったかは何も言えなかった」
佐倉君は斉藤君に言われた事を思い出しながら静かに呟く。
「へぇ~。
そういえば私も斉藤君と別れる時に怒られた」
本当に斉藤君は色んな所を見ている。
でもまさか佐倉君に説教しちゃうなんてね。
もしかして斉藤君と別れたのは失敗だったかな?