好きとは言えなくて…
『そっか(;´д`)私っていつの間にか寂しそうな顔してんだね(ノ_・,)
これからは気をつけないと(^^)
急に変なこと聞いてごめんね(>_<)斉藤君の気持ちが聞けて嬉かった(*^^*)』


これでよし。
なんか私が口説いてるみたいだけど、まぁいっか。


そう思いながらも斉藤君に返事を送った。


あっ! 佐倉君にもメール送らないと!


えっと…


『私は全然大丈夫だよ♪
さすがにメアド聞かれた時はビックリしたけどね(゜ロ゜)
それに佐倉君は私にとって憧れの存在だからさ(*^^*)』



何も考えずにそれだけ打つと佐倉君にメールを送った。


あれ? 私って今なんて送った?


佐倉君にメールを送った後に物凄く誤解されるような内容を送っていたことに気付いた。


早く訂正しないと!


私は急いでメール作成画面を開いて佐倉君の宛名にしてメールを作成する。

だけどこういうときこそ人間ってものは慌ててしまい、なかなか上手くメールを打てなかったりするもので打っては消し打っては消しを繰り返した。



出来た…


そう思って送信ボタンを押そうとしたときにメールが届いたことを知らせる短いバイブ音が鳴った。





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