好きとは言えなくて…
ー由衣子ー
ガダゴトと今日も電車に揺られて学校へと向かう。
週の最初だからか人が多い気がして嫌になる。
そんなことを思っているとスカートのポケットに入っていた携帯が震えた。
携帯を開くとメールを一件受信していた。
『おはよ☆
相変わらず朝は早いね!
俺の思い違いならいいんだけど最上。元気ない?』
えっ? 私そんなに元気がなさそうなメール送った?
佐倉君から来たメールに驚いてしまい朝、佐倉君に送ったメールを確認した。
『おはよ♪
そんなお礼されるようなことはしてないよ(*^^*)
告白するのって明後日だっけ?頑張ってね\(*⌒0⌒)b』
うん。普通の文面だよね。この文面見てどこで元気ないように見えたんだろう?
『今日はたまたま早く起きちゃっただけでいつもはもう少し起きるの遅いよf(^^;
私は今日も元気だよ(。-∀-)学校行く時間が面倒だなって思うけどね(-o-;)
心配させてごめんね(;´д`)ありがとう(´▽`)』
素早くメールを作成すると佐倉君にメールを送った。
変な所なかったよね?
メールを送った後にメールの内容をゆっくりと読み返した。
…って、送った後に確認してどうするのよ。最初に確認しとけって感じだよね。
自分でやってることが可笑しくてつい笑みを浮かべてしまった。
きっと周りからは変な目で見られてるだろうな。