好きとは言えなくて…
彼は友達 彼は恋人
お昼休み。
私と菜美はいつもの裏庭にあるベンチに座りながらお弁当を食べていた。
風がさわさわしていて気持ちいい。
「由衣。佐倉君に電話番号のこと聞けた?」
「まだしてない。というか忘れてた」
あれから携帯を触ってもいないからね。
授業中に何回か携帯が震えてたからメールも多そうだし。
スカートのポケットから携帯を取り出して携帯を開くと『新着メール:4件』と表示されていた。
やっぱりこんだけ来てるよね。
そう思いながらメールを開くと4件中3件はメルマガという悲しい現実が…
それはまあいいとしてメルマガが多い中で1件は佐倉君からのメールだった。
「聞く前に佐倉君からメールが入ってる」
「佐倉君からメール!? どんな内容?」
さっきからおにぎりを頬張っていて急に声を出すから私にご飯粒が飛んでくる。
「菜美汚いから。とりあえず落ち着いて」
私は顔についたご飯粒がハンカチで拭った。
まったく。いざとなったら頼りになるのに普段はどこかぬけてるのだから。
私と菜美はいつもの裏庭にあるベンチに座りながらお弁当を食べていた。
風がさわさわしていて気持ちいい。
「由衣。佐倉君に電話番号のこと聞けた?」
「まだしてない。というか忘れてた」
あれから携帯を触ってもいないからね。
授業中に何回か携帯が震えてたからメールも多そうだし。
スカートのポケットから携帯を取り出して携帯を開くと『新着メール:4件』と表示されていた。
やっぱりこんだけ来てるよね。
そう思いながらメールを開くと4件中3件はメルマガという悲しい現実が…
それはまあいいとしてメルマガが多い中で1件は佐倉君からのメールだった。
「聞く前に佐倉君からメールが入ってる」
「佐倉君からメール!? どんな内容?」
さっきからおにぎりを頬張っていて急に声を出すから私にご飯粒が飛んでくる。
「菜美汚いから。とりあえず落ち着いて」
私は顔についたご飯粒がハンカチで拭った。
まったく。いざとなったら頼りになるのに普段はどこかぬけてるのだから。