100年桜


だから今、こんなにも仲良くなれた。


サッカーボールを追う葉月君は1番輝いていて、あたしの目は葉月君から離れなかった。


遼君の応援に行きながら、毎日葉月君を見ていた。

あたしにとって放課後、サッカー部を見るのが唯一の楽しみになっていた。



だから2年生になって葉月君と同じクラスになれて本当に嬉しかったんだ。



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