100年桜


「ハァ、ハァ…早いよっ」

「あ、悪い」

あんなに勢いよく走ったのに葉月君は息がちっとも切れてない。

「つ、疲れた…」

これが、運動部と帰宅部の違いなんだよね…


てか、手!!


「手…」

「あ、悪い」

パッと葉月君は、あたしの手を離した。



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