イケない恋
―――翔Side―――
志穂とちゃんと話してみるか。。
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To:志穂
話しあるから、屋上に
来てくれないか?
From:翔
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送信と。
あっ、返信来た。
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To:翔
今から行くね!
From:志穂
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返信返信!
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To:志穂
待ってる。
From:翔
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それから、
『翔っ!!』
『おぉ、来てくれたのか』
『うん、当たり前じゃん、でっ話しって?』
『お前、拓弥と居て幸せか?』
『うん、幸せだよ。』
『そうかぁ…。』
『うん』
『なぁ、俺の事まだ好きか?』
『えっ??』
『好きかどうか答えて』
『私、よく分かんないんだよね…。拓弥の事、好きになる為に翔の事好きにならないように頑張ってたから…。』
『そうか。』
『てか、何で?』
『俺な、まだ…志穂の事好きなんだ。あんな事言っときながら、こんな事言うなんて、ありえねぇよな。』
『えっ??
私、あんなに努力したのに。
今更、そんな事言われても私困っちゃうよ・・。』
『だよな…。』
…………………
沈黙が続く……
『なぁ、俺ともう一度やり直さないか?』
『………………こんな曖昧な気持ちでやり直せないよ。。』
『今みたいに、努力すれば良いじゃん。』
『そんな簡単に言わないでよ』
『ごめん』
『いいの。だけど、私、拓弥まで苦しめたくない。』
『だよな…。俺、ずっと待ってるから』
『うん…。ごめんね。。』
『俺こそ、ごめんな。。』
『じゃあ、また、』
『またな』
志穂は教室に戻った。
あぁー俺、言っちまった。。
これから、どう接すればいいんだ?
拓弥、ゴメン。
志穂、ゴメン。
俺、この先どーすればいいんだ?
先が見えないでいた。