イケない恋
決断
―――通常Side―――
翌日
私は決めたんだ。
翔と拓弥を屋上に呼ばないと。
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To:翔、拓弥
今から、話しが
あるので、
屋上に来て下さい。
From:志穂
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『♪~♪~』
2通のメールが
まずは
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To:志穂
了解(o^-')b
俺、信じてるから。
From:拓弥
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次は
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To:志穂
分かった。
志穂の好きな方を
選べばいいからな。
From:翔
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私は屋上で待っていた。
『おう!』
『よっ!』
『二人ともありがとう。』
『いえいえ、でっ、話しって?』
『私、決めたの。』
『うん』
『私ね……………………………………………………………………………………………………………………翔じゃないと駄目なの。翔が好き。』
『俺もだ』
『俺邪魔みたいだな。幸せにな』
『拓弥も聞いて?』
『俺が聞くことなんかねーよ』
『あるの!』
『何なんだ?』
『私ね、翔が2年前に居なくなった時本当、精神的にやられてた。だけど、そん時拓弥がずっと傍に居てくれた。拓弥は本当に優しくて私の寂しさを埋めてくれた。でっ、こないだ翔が帰ってきた。翔は拓弥のとこに行ってこいって言った。
翔の望むことなら…と思って私は拓弥と付き合った。私は本気で拓弥を好きになれた。だけどね…翔と居ると、翔と話すとドキドキしちゃう自分が居たの。
私、このまま拓弥と居たら、迷惑かけちゃうと思ったの。
私の思いはずっと…翔で埋められていたの。
だから、拓弥とはもう付き合えない…。
ごめんね…。
私、幸せだったよ。
今までありがとう。』
『そんな事言うなよ。』
『今まで通り接してね?』
『分かった、じゃあ、またな』
『うん、バイバイ』
拓弥に全てを言う事が出来た。
『志穂、俺を選んでくれてありがとな』
『いえいえ』
『俺、もう二度と志穂の前から消えないから。』
『うん。約束だよ…?』
『あぁ、約束』
『翔…?キスして』
『志穂……愛してる』
私たちは愛を誓いあった。
『戻ろっか?』
『うん』
こうして私たちは教室に戻った。