イケない恋


コイツ何なの~?

『これで我慢してやるよ』
『言わないでよね…』
『はいはい』
『言ったらどーなるか分かってるよね?』
『はいはい』
『じゃあ♪』
『また来てな』
『気が向いたらね』

私は竜の部屋を出た。
そして、部屋に戻った。

『はぁ~……』
あっ、百合に相談してみるか。

『プルプル~……『もしもし』
『百合~(泣)』
『どーしたの?』
『何かね~…』
私は全てを話した。

『翔君には正直に言ったら?』
『そーだよね…。』
『翔君なら分かってくれるよ。』
『信じるしかないよね』

『うん♪頑張ってね!』
『ありがとー♪』

『じゃあ、また明日ね!』
『うん、またね!』

私は、翔に竜君と一緒に住む事になった事を伝える事にした。

『プルプル……『もしもし』
『翔?』
『どーした?』
『あのね…』
私は正直に打ち明けた。

『正直に言ってくれてありがとな。』
『ううん。』
『俺は正直に打ち明けてくれただけで嬉しいよ。心配だけどな。』
『もし、何かあったら翔のとこ行ってもいい?』
『いいよ』
『ありがとー』
『じゃあ、また明日な!』
『うん、またね』

良かったぁー。

正直に言って良かった。

てか、斗真帰ってこないかな~?

その時下から
玄関が閉まる音がした。

今だ~!

私は階段を下りた。


『斗真~!』
『姉ちゃん、そんなに急いでどーしたの?』
『ちょっと、用があって。』
『部屋来れば?』
『うん』

『でっ、どーしたの?』
『今日から、斗真の隣の部屋にウチと同じ学校のタメの男子が住む事になったの。』
『はぁ~?』
『何か、お父さん同士が幼なじみみたいで…』
『マジかよ…』
『あんま、仲良くなんないでよね…』
『なるわけないし、』
『良かったぁ』
『翔兄さんは知ってるの?』
『さっき言った』
『俺は、翔兄さんの味方だからさ』
『助かるよ~』
『挨拶位はしとかねぇとやばいよな。』
『うん…。』
『彼氏居るって事は言わない方がいいべ?』
『うん』
『一緒に行くか』
『うん』

私たちは竜の部屋に行くことになった。
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