イケない恋

『そうだけど。』
『俺は、確かに最低な事した。ケドそれには、理由があるんだ。』
『何だよ。』
『2年前・・病院に行ったんだ。そしたら、癌だった。それから、俺は考えて志穂には、癌の事を伝えず消える事にしたんだ。』
『えっ・・。』
『志穂の苦しむ姿を見たくなかったんだ。俺は、志穂が幸せになってくれる事を祈った。
どんな辛い時でも、志穂の笑顔を思い出すと元気になれた。そして、2年間頑張って、完治したんだ。今すぐにでも、志穂に会いたいと思った。これからは、ちゃんと志穂に何でも打ち明ける。本当、ごめんな。』
『ううん。これからは、ちゃんと言ってね。』
『分かった。』
『何だよ。全く。』
『隼人。ゴメン。』
『何が言いたいんだよ。』
『私と翔の愛は、誰にも勝てない。隼人とは、終わりにしたい。マネージャーも辞める。』
『てめぇよ！』
『パチーン！！』
『おい！いい加減にしろ！』
『拓弥・・。』
『お前もいい加減志穂の気持ち分かってやれよ。』
『どうしてなんだよ・・。』
『志穂にとって、翔はかけがえのない人なんだ。お前も分かるだろ？』
『でも・・。』
『でも、何だよ。』
『俺にとって志穂はかけがえのない人なんだよ。
せっかく付き合えたのに、いきなり突然別れるなんて意味分かんねぇよ！』
『束縛か？志穂は、束縛する男なんて嫌いだよ。』
『そうなのか？』
『隼人何て大嫌いッ！！
どーして私の気持ち分かってくれないの？』
『お前を思ってるから悔しいんだ。』
『思ってるなら、相手の幸せを一番に願ってやれる人が、愛してるていう証拠なんじゃねぇのか？』
・・・・・・・・

『・・・ゴメン。
拓弥の言う通りだよな。志穂の幸せを心から祝ってやんねぇーとな。』
『ありがとう。』
『一件落着だな。』
『うん。ありがとな。』
『じゃあ、私はそろそろ。』
『俺も。』
『じゃあねぇ！』
『おう！またな。』
こうして、一件落着。
志穂と翔ゎ、場所を移して話していた。