イケない恋


愛知の新たな自宅に
到着した。

綺麗な家だった。


私の部屋も斗真の部屋もかなり広かった。


家族皆で荷物を設置したりして

数時間で生活出来るようになった。


『今日からここで暮らす。
斗真と志穂には、明日学校に一緒に行ってもらう。明日の朝車で行くからな。』

『分かった。』

『じゃあ、部屋の整理しなさい。』

『はーい』


私たちは部屋の整理を始めた。

『トントン』
『はーいどーそ』
『志穂、頑張ってるみたいだな』
『うん』

『翔兄さんにちゃんと言ったのか?』
『ううん…。』
『会ってないのか?』
『ううん…会って話したけど、引っ越すとは言ってない…。』
『じゃあ、何て?』
『好きな人出来たから別れて欲しいって言った。』
『えっ?』
『私には斗真の方が大事なの。』
『俺もだけど…翔兄さんにはやっぱ本当の事言わなきゃ駄目だよ…。』

『うん…』
『翔兄さんに会おう。』
『うん…』

『俺もついて行くから』
『ありがとう』

『こっちで色々落ち着いたら行くでいいか?』
『うん。』

『じゃあ、また詳しい事は今度で、じゃあな』
『うん、またね』


翔にちゃんと話さないと
駄目だよね……。

斗真ありがとう。

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